男の恋は「名前をつけて保存」。女の恋は「上書き保存」。

誰が言ったかは知らないが実に言い得て妙だと思う。随分前に「男は元カノで構成されている」みたいな記事が物議を醸した。いや物議を醸したかすら覚えてないしタイトルもほぼ覚えてないから多分こんな感じぐらいの適当さで書いてるんだけど。まあ少なくとも自分には当てはまっていると思う、それは俺が女々しいからかどうかは知らない。いや多分世の中の全ての男はそうだ、きっとそう。野田洋次郎だってそうだし椎木知仁も。横山健は知らん。

 

 

片思いで終わった恋は存外覚えていなかったりするが一時でも成就した恋は昨日のことのように覚えている。誕生日、記念日、よく行った場所、好きだった曲、嫌いな言葉。何をしたら喜ばれるかを元カノから学び、何をしたら嫌われるか元カノから学んだ。多分、いや確実に好きな音楽とか食べ物、趣味趣向は今まで出会った人に影響を受けるんだろうけど人生に影響を与えるほどデカイ存在なんてそこまで多くはない。新宿のカフェの前を通るたび、テレビふと流れてきた新譜のCM、車の4桁のナンバーから連想される日付、そんなくだらないことでも男はふと過去の女を思い出したりする。そして毎回のように気持ち悪い自分に辟易する。

 

まあでも別に寄りを戻したりもう一度会いたい訳じゃない。Cまでいった女にもう一回会いたくないかって言われたら素直に横に首を振る自信はないけど…。でも過去の女は所詮過去だし振り返っても立ち止まるつもりはないしそういう意固地なところ全部含めて男なんだから許してくれ。ちゃんと前に進んでるアピールをしたりもうお前に気はないっていっちゃうところも含めて笑って欲しいし、元カノに「元気?笑」って急に送る男はやばいからやめておけって全ての女性に言いたい。そういう男は大体池袋でサシ飲みしようとするしホテル街を歩きたがる。

 

 

 

 

まあ何を言いたいかっていうと秋の深夜に奥華子を聴くのはやめとけ。